●● 初頭効果と新近効果 ●● |
初頭効果と新近効果
第一印象はおそろしいものです。 人によって最初にはったレッテルをなかなかはがそうとしてくれない人がいるからです。 例えば第一印象で、生理的に嫌悪感などを覚えてしまうと、そのあと繰り返し会っても、なかなか最初の印象を払拭できなくなってしまいます。 あるいは一目惚れしてしまうと全てよく見えるのです。 このように第一印象を頑固に持ちつづけるかどうかは、人の性格にのタイプによるところが大きいようです。 第一印象でかたちづくられる考えの事を心理学で「初頭効果」とよびます。 一方、何度か会っているうちに、形成される印象の事を「新近効果」とよびます。 一番最初の(つまり一番新しい過去の)印象に強く影響される事を指します。 心理学者メーヨーの「初頭効果」と「新近効果」についての説明によりますと、人間観察力が鋭い人ほど「初頭効果」があらわれやすく、観察力のあまりない人ほど「新近効果」があらわれるようです。 理由は観察力の鋭い人ほど、第一印象で相手の特徴や性格を見抜く確立が高いので、その事に自分でも自信を持っています。
相手と会った時の第一印象をいつまでも覚えている人は観察力が鋭い為に、いつまでも第一印象に固執しつづける事になります。 相手と何度会っても第一印象をすぐに忘れてしまうと答えた人は、自分の観察力があてにならないなどの理由で、自分の眼力に自信が持てないでいます。 だから、第一印象だけで相手の印象をかためてしまう事がなく、相手と会うたびに、最新の印象に注目します。 逆にいえば、常に相手の振る舞いに振り回されている訳です。 ともあれ、皮肉な事ですが、人間観察力があまり鋭くない人のほうが、結局は人付き合いで柔軟に対応出来るということになるのです。 (タマミズタマミ) |